ウブ恋ー君は照れ屋なヤンキーくんー

▽好き、付き合ってください。



「…あーー…あっ…つ…」


蝉の鳴き止む気配が感じられない高校3年の夏。

ベッドに横になりながらアイスを食べるあたしは何ともだらしない女。

相田 百合。
只今、好きな人からの連絡待ちです。


「うぅ。まだ連絡来ないかなぁ…?」


携帯とにらめっこしながら、毎回思う。
どうしていつも返事が何時間置きなんだろうって。
絶対すぐには返事がこない。来た試しがない。しかも決まって短文。

一方通行の恋だとは承知の上だけど、かなりメンタルやられる。

2年間も変わらずだと尚更…。


「彼女でもないのに"今何してるの?"は重たかったかな…」


自分の送ったメールを見直して溜め息をつく。

もっと他のこと聞けば良かったかな。でもわざわざ今映画みてるんだー、とかアイス美味しいよねっとか言っても無反応そうだし…。

なんか、慣れて来たけどやっぱ落ち込む自分がいる。

てかもうお昼になるんだけど。
メール送ったの3時間前なんだけど。
もしかして無視されちゃってる?

それはそれで激しく落ち込む。





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