はちみつラバーズ
01 終わらない恋がいい



「不良っぽくて、クールで、でも真面目で行事とかもちゃんとやってくれるのがかっこいいよねー!

だってさ」


夕暮れの帰り道。6時を過ぎているのにまだ日が完全に沈んでないのはさすが7月といったところ。



地元の駅から2人手をつなぎながら家へとむかう。



「今度はだれが言ったの」


「リナちゃん」


「だれそれ」


「壱成のクラスの子だよ」

上条壱成。わたしの幼馴染みかつ彼氏。


わたしよりも小さな顔に切れ長の目、通った鼻筋。それに加えて180と高い身長。


わたしの彼氏ではもったいないくらいのかっこいい彼氏だ。



でも壱成は決して不良ではない。目付きがわるいのと、髪を立たせているのと、親友の亮平が不良だからだ。


ついでにいうと壱成はクールでもないと思う。ただねむくて無口になるだけだ。


真面目なのと優しいのはきっと性格。


1日の約半分を睡眠に費やしている、ということ以外は完璧な男子高生。





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