恋バナ~私の恋バナも聞いてよ…~
タケ兄先生!?
「今日から数学の先生、真澄 健先生だ。優しいからって甘え過ぎるなよ。」先生の言葉を聞いてクスクス笑うタケ兄。

それを見てにやける私。

バコッッ!!!!

「いったあぁっっ!!!」私の声が廊下まで響いた。

皆が一斉にコッチを見る。

「どうした、金田。」先生が私に聞く。

「えっと…何でもないです…。」私はあえてそう答えた。

まったく…

私が隣を睨むとニヤリと笑う優輝。

そしてこそこそと言った。

『お前があのイケメン教師見てにやけてるからだろ?お前みてぇなお子ちゃま誰も相手にしねぇよ。そんなお前を可哀相に思った優しい俺が教科書アタックで目を覚まさせてやったんだから礼くらい言えよな。』


くそっ!!

何なの!?この偉そうな馬鹿!

あんたに礼するくらいならゾウのケツ掃除してるつ~の!!

恨みを込めて優輝の足を踏んだ。
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