好きになっちゃった
「…邪魔」
「へ?
…あ、すいませんっ」
奏汰くんのお腹の上に
頭をのせて寝てたあたし
「ゃ、いーけど
俺、汗臭いし」
そんなことないけど…
「そうっ
だからシャワーとか使う?
って昨日聞こうとしたら
奏汰くん寝てたんだもん
可愛かったあ…
あ、写メればよかったっ」
「…ばか?」
うぉ、
あたしこれでも
大学いけてるんだからっ
「んじゃ借りる」
「あ、スウェットいる?
兄ちゃんのおさがりあるし
着れると思う…」
そんでタンスからスウェットを
取り出した