Moon☆Letter

月とキス

あの告白以来…私と祐介の間には、気まずい空気が漂っている。



…気まずい…本当に気まずい!!!!

今だに返事をしてないから、余計に気まずい!!


だって祐介も、何も言って来ないし…私も気持ちの整理がつかない。

自分でも、どうしたらいいのか、わからない。




「…ねぇ。柚!最近みのり変じゃない??なんか悩みでもあるのかな??」


「そうかな??普通だと思うケド…」


「…うぅん」



何やら視線を感じる。ふと柚達の方を見ると…二人はよそよそしく、窓の外を見始めた。



絶対に…おかしい!!


私は、そう直感した。もしかしたら、何か亜弓に感づかれたのかな??


もし、そうだとしたら…どうしよう。


私の頭の中で、いろいろな事が駆け巡っていた。
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