ハッピー・クルージング~海でみつけた、愛のかけら~
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あれから3ヶ月後。
菫の夢は正夢になった。
親族だけの小さな結婚式。
私が弾くピアノに、お兄ちゃんが手を添えて。
久しぶりの連弾が、とっても懐かしくて、嬉しくて、涙ぐんでしまった。
「裕香の音、随分変わったな」
「うん、幸せオーラが出てるでしょ?」
「そうそう、華やかで優美な演奏になった」
そんな私達を微笑ましく眺めているのは、お父さんとお母さん。
コウさんの事、認めてくれてありがとう。
やっぱり、私が尊敬する両親だったよ。
この家で育ったことは、とても幸せだったって、誇りに思う。
私も、そんな家庭を作れたらいいな。
コウさんと2人でだったら、きっとできるよね?
私達が奏でるメロディは、きっと天国のコウさんのご両親にも届いているはず。
『愛の挨拶』を弾きながら、私も心の中で挨拶をする。
『私達、必ず幸せになります。
どうか見守っていて下さい』と。
【完】