ハッピー・クルージング~海でみつけた、愛のかけら~

「荷物を持って、ついて来なさい」


「あ……はい!」


コウさんの後ろを、急いで歩く。

黒いキャリーバッグを転がしているコウさんが、エレベーターホールで立ち止まり、最上階・Aデッキのボタンを押した。


「この船は、Gデッキまである。

EからGデッキは、貨物や車のスペースだ。

今いるのが、Dデッキ。乗船口とフロント、それに一般客室、展望浴室と売店がある。

Dデッキを1階と呼ぶこともある。

それから、2階・Cデッキは一等・特等客室の専用フロア。

3階・Bデッキは、レストランとラウンジ、ゲームコーナーがある。

4階・Aデッキは、200人収容できるホール、それと従業員の居住スペースだ」


説明を受けている間に、エレベーターのドアが開いた。



< 37 / 332 >

この作品をシェア

pagetop