ハッピー・クルージング~海でみつけた、愛のかけら~
「荷物を持って、ついて来なさい」
「あ……はい!」
コウさんの後ろを、急いで歩く。
黒いキャリーバッグを転がしているコウさんが、エレベーターホールで立ち止まり、最上階・Aデッキのボタンを押した。
「この船は、Gデッキまである。
EからGデッキは、貨物や車のスペースだ。
今いるのが、Dデッキ。乗船口とフロント、それに一般客室、展望浴室と売店がある。
Dデッキを1階と呼ぶこともある。
それから、2階・Cデッキは一等・特等客室の専用フロア。
3階・Bデッキは、レストランとラウンジ、ゲームコーナーがある。
4階・Aデッキは、200人収容できるホール、それと従業員の居住スペースだ」
説明を受けている間に、エレベーターのドアが開いた。