ポケットにチョコレート

やっと状況を飲み込めたあたし。

その目からは、ポタポタと涙が零れ落ちた。

「何、泣いてんだよ〜。」

「だって〜。」

「ほら。」

そっと差し出された手。

その手を掴んで歩き出したあたし達。

周りからは、

「やったなー!春樹〜。」

と言う声が聞こえて来た。


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