ブラック or ホワイト



私は敬太に言った。

「敬太…間違ってるよ?」

「かもな。でも、幸せに見えなかったんだよ。あの家で暮らしている星斗が…だから、あの時、星斗を部屋に呼んだんだ。」


「あの…時…?」


「きっと、蒼島海岸に行った後だよ。蒼島海岸に行った後、彩紗ちゃんと敬太は僕の部屋に来たよね?確か、彩紗ちゃんは自分の部屋に戻らず直接…僕の部屋に来たけど…敬太は一旦、部屋に戻ったよね?その時、敬太は星斗君を呼び出したんだ。」

私の疑問に、金田さんが答えてくれる。

「でも…みんなで星斗君を探した時、私と敬太の部屋に…は…」

金田さんは私をじっと見つめている。


次の瞬間。
私はハッとした。

私と敬太は別々に星斗君を探してた…

『クローゼットの中にもいない!!』

敬太のこの言葉…


「…クローゼットの中に?」



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