ブラック or ホワイト
「衝立だよ。」と、言って金田さんは大広間の椅子を3つ持った。
「衝立?」
「そう、衝立。この衝立は、彩紗ちゃんと敬太のベッドの間に立てる衝立だよね?」
私は頷いた。
「これが彩紗ちゃんと敬太のベッドね。」
金田さんは3つの椅子を平行に並べた。
そして、両端の椅子を私と敬太のベッドに見立てた。
「んでもって、これがテレビ。」
真ん中の椅子はテレビに見立てられる。
金田さんは真ん中の椅子の前に立つ。
「こをな風に、テレビがついている時に…この衝立がベッドの間にあったら邪魔だから、必然的に移動させられたんだ。
………このベッドスペースの真っ正面にあるクローゼットの前に。」