ブラック or ホワイト



「金田さんしか…考えられないんです。」

そう言った後、
私は敬太を見る。

敬太の表情は、ますます…怖くなる一方で━━━…

敬太の様子がとても気になる…


「わかった…。話を聞こう…。」

金田さんは呆れたように言った。

***


4月5日 PM17:00
【2階 廊下】


私は、事件を再現するために、秋葉さんの部屋に行く事を鬼下刑事に提案する。

「すみません。私が話すだけより、実際に事件を再現した方が分かりやすいかなと思って…」


鬼下刑事は深く頷き、

「じゃあ、早速やってくれ」
と呟いた。

「では、これから…事件を再現したいと思います。」

静かな廊下に私の声が響く。



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