ブラック or ホワイト



次の日の夕方━━━…
雨が部屋の窓を打ち付ける…

隣の部屋から男同士が言い争う声が聞こえた。


『あんたの秘密を知ってしまったんだよ・・・。証拠はまさしくコレだよ!』


『俺…その時夜桜を撮影してたんだよね。
そしたら、こんな映像が撮れちゃって。
これには、アンタが犯した罪が…一部始終撮影されてるんだよ!
アンタに自首してほしかったからずっと警察には黙っといたんだが。自首する気はないみたいだな!』

『許さない…』

『何なんだ!?その態度は…。その秘密をバラしてもいいんだよ!?』



…やっぱり母親をひき逃げしたのは金田だったんだ。



ガチャ…

隣の部屋が開く音。


その後、パタパタと階段を降りる足音━━━…

女の人の足音だった。


暫くして…
俺は折りたたみ傘を持ち、隣の部屋へと向かう…



“ごめんな、あやっぺ、
俺は今から…人を殺します”


< 409 / 427 >

この作品をシェア

pagetop