あの日を追って…
亜麻色の風



−−−…
見覚えのある背中…
匂い…声…

貴方は−…誰…





「おはようございます、シャル」

「ん−…アラン?」

シャルアムが目をあけるとそこにはアランがいた。

「今日はちゃんと起こしにきたよ、シャル…」


アランはにっこりと笑う。

「アラン…夢って…」

アランは振り向く。

「はい?」

アランには聞こえていなかったようだ。

「うううん!寝言だから気にしないで!」

シャルアムは微笑んだ。

シャルアムはこんな夢を最近頻繁に見続けている。

何処か懐かしく…
何処か幸せな
そんな夢…

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