MIRACLE STATER〜大ッ嫌いな幼なじみ〜


「……き? 響?」


「え?」


この先のことを真剣に考えていたオレに初音が声をかけてきた。


「か、帰るね?」


「あ、おお。送ってくよ」


「え? いいよ~近くだし!」


初音が今度こそ、かばんを持ってオレの部屋を出ようとする。


「ダメ。何かあったらオレ、困るし……送ってく」


何かすげー強引だとは思ったけど、初音と一緒に部屋を出た。





< 264 / 288 >

この作品をシェア

pagetop