霊感
第20章

謎の手

私が高校生のとき

夜な夜な


いたづらにくる手に


一度お願いしたことがある。




あんたがきていること

誰も信じないから



私の足に

あんたの手の跡

残してよ、と。



あの時は

朝めがさめて


自分の足をみると



私の足首に


しっかりと手の指の跡が

10個



あわてて母親にみせると

「あんたが自分で
つけたんじゃないの~?」


でも

私の左足には右手

右足には左手の後じゃん!


どうやっても

自分じゃ届かないでしょ!!



内側に

親指の跡があるんだからさ~。
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