大切な人
『講義…大丈夫だった?』


『え?』


『アヤと早く2人になりたくて帰ってきたのはいいけど…』


『たまにはいいよ』


私がそう言うとオサムは優しく笑って


『え?ちょっと!』


突然抱きかかえられてびっくりする


『たまにはいいんだよね?』


少しだけ意地悪な顔をしたオサムに寝室に連れて行かれて


「明るいから恥ずかしい」って言っても聞いてくれなくて


暗くなるまで離してもらえなかった


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