大切な人
『ユウタ!』


1人でお店にいたユウタを呼ぶ


『アヤちゃん……』


ユウタはすごくびっくりしてる


『ユウタ、私謝らないといけない事がたくさんあって』


『……俺もだよ』


『え?』


『急にバイト辞めたりしたからアヤちゃんに嫌な思いさせたんじゃないかってずっと思ってた』


『だって私のせいでバイト辞める事になったんでしょ?』


『……俺さみんなにアヤちゃんと付き合ったって言ってたからさ
別れたって言えばみんな色々聞きたがるかなとは思った
アヤちゃんには迷惑かけたくなくてああしたんだけど、それも間違ってたかなってずっと気になってたんだ』


ユウタはやっぱり優しいユウタのままで


あんなひどい事した私を責めたりしない


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