オレンジラヴストラック

恋い焦がれる心



俺が目を覚ましたのは砂浜だった。


星空を眺める様にして気を失っていたようだ。


起き上がり後頭部に付いた白い砂を払う。


頭が痛い。


「・・・ったぁ」


・・・・・・あっ!!


俺のマーメイド(人魚の様な人だったので勝手に命名)は!?


慌ただしく辺りを見回すが、勿論のことマーメイドは居ない。


悲しくなって溜息をつく。


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