幼なじみだからこそ…
気まずい


『…』

『…』


学校までの道のり



沈黙が続くからかないつもより遠く感じる




『おい……』



沈黙を破ったのは隼人


『…』



『なんで俺を先に行かせようとしたんだよ?』



うっ


『…えっと寝坊、寝坊しちゃった、から』


我ながら完璧の嘘



『そんなのいつものことだろーよ?』


『うっ…』


くそ~
完璧な嘘のはずなのに



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