秘密の彼氏
甘くて、幸せな時間たち
竜二と付き合う事になって、柚は半泣きで喜んでくれた。


新米の高志くんは、「何かあったら、頼ってください」と、そう言ってくれたのだった。


そして、ジン。


一番、顔を合わせ辛かったのだけど、一応は歓迎をしてくれた。


ただ、念は押されたっけ。


「あんたは、一般人だから、何かあって巻き込まれると大変なんだ」


ジンは、いつも以上に、真剣な表情で私を見る。

「下手したら、この神竜会も解散だから。オレらの実家にも飛び火する」

それを聞いて、改めて自分の踏み入れた世界の重さを痛感した。


「分かった。気をつける」


だけど、私にはまだまだ、この意味が分かっていなかったんだよね…。


ただただ、竜二と同じ世界に居られる喜びで、いっぱいなだけだった。


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