1分と31秒のとびら。

景色が巻き戻りきって、私は予想通り地面に倒れこんでいる。

さっきはここで一瞬、間があった。
痛いって思った間があった。


だけど、今回は・・・・・・



「ひより!!危ない!!!」



前に飛び出してきた由紀を思いっきり横に突き飛ばす。



ザクリと洋服を裂く音。







ああ、良かった。
今度は由紀を助けられた。


後ろからいっき先生が走ってくるのが見えて、私は意識を手放した。


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