月の下の砂漠の上で

仕事


今度は道を覚えようと集中しながらナチの後についていく

「ここです。では、また後で。失礼します」

一応、部屋をノックしてみたけど返事がないのでそのまま入る

「ライル…?朝だって」

ベットに近づくと端整な顔が少し不機嫌そうに歪んでいた

でも、やっぱり綺麗すぎ…

何でこんな顔が整ってるのか不思議

「ライル?起きて。」

「…わかって、る」

そう言いながらもなかなか起きない。

何か子供みたい…。

でも、そうだよね、私と同い年くらいだもん。

「ライル?」

何度か揺すってやっと起きた

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