゚・*:.。.宝石箱 .。.:*・゜
次の日の帰り、あたしは龍哉と宏矢を呼び出した。


「宏矢、ごめん。いきなり。」


「何、話って?」


「あたしと別れて。」


「、、、わかった。でも俺も言おうと思ってた。実は好きな人できたんだよね。


安西には悪いけど、ほんとのことだから。」


「そうなんだ。広瀬のことだからきっと可愛い人なんだろうね」


「うん。でも安西と付き合えてよかった。」


「そう。」


「、、、そしたら。」


「うん。さよなら広瀬君。」


広瀬は帰っていった。


「龍哉あ~、、これで、これで良かったの、、?」


「お前が決めたことなんだろ?俺に聞くな。


でも、、、よく言えたな。人を傷つけたくないお前が言えることじゃねえよ。」
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