white*letter
「悪い、ベッドで全部聞いてた」
「…………」
聞かれた事が嫌なんじゃない。内藤くんに事実を知られるのが、少し早くなっただけ。
………ただ…。
「本当ごめん」
馬鹿みたいに泣いていた自分に、恥ずかしくなった。
「なんで…出て来なかったの?」
「普通出て行けねぇよ」
…そりゃそうだ。
「天然じゃあるまい」
「…そっか」
知ってたんだ。
校外学習に行けなかった理由も、化粧をしない理由とか。
もう全部知ってるんだね。