夢の中
「ねぇ、この服って男ものじゃん!!」

ふと、洗濯物を畳んで置いてあった山をみて、カナは言った。

私は忘れていた。

この部屋には、クウのものが山ほどある。

「誰の?誰の?もしかして彼氏の??」

カナとユウはその話で、顔を輝かせていた。

だけど、ウタだけは、顔をゆがませている。

「違うよ!そーゆーのじゃないから!」

ふと言ってしまった言葉に、焦りを感じた。

クウがこっちを見た気がしたからだ。

けど今は、気にしないことに決めた。
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