クラスの人気者
だが、最初も言ったがそいつには1つだけとりえがあった。

勉強だ。

それから河田のうわさはどんどん広がったのだ・・。

「あの人、頭いいよね~。」

 
「でも・・・あの人変だよもう毎日あそこでぶつかってるんだけど・・・。」 

その横では



「きゃあああ~~~。香山くんカッコイーー(>∀<)」

あいかわらず里奈は香山のことで頭がいっぱいみたいだ・・・。


~休憩時間~

河田はカーテンに隠れてほんをよんでいた。

ゆらゆら・・・。


みんなが
「あのひとさあ・・友達いるのかな」

「いないよ。きっと。」

「そうだよ。」

あははははははは・・・。

そして、私たちは決定的瞬間をみてしまう・・・。



なんと!カーテンで本を読んでいるだけならいいが、にたりと笑って読んでいるのだ。

笑い声が聞こえない。ひそかに笑っている。

不気味・・・。

あの本がそんなにおもしろいのか?見たい・・・。

そして、河田がカーテンから去った後、あの本をすぐさま調査した。

・・・

爆笑するようなことは書いてない。じゃあ、なんでにやにやしたの?いやらしい!

すると、里奈はつぶやいた。

「カーテン男」



ぴったりではないか!

そしてそのあだ名で呼んでみた。

「カーテン男~!」

すると、カーテン男はくるっとふりむき、3秒ぐらいこっちを見つめて、ステップをふみながら去っていった。

世の中、いろんな人がいるというのはこういうことではないか。

< 3 / 12 >

この作品をシェア

pagetop