ウラコイ2 銀幕の旦那様
本当に怜一さんにそっくり…
生き写しみたいだな…。
弥生さん辛くないのかしら
あんなに怜一さんに似てきて…
うるさい…
だれもが
親父の名を出しては誉める
だれも 俺を見ない。
俺と親父を重ねて見ている…
翔太君、
ちがう
俺だけを見てくれる人がいる
「翔太君」
明るい……。
「ん……」
「目が覚めた?もうホテルついたよ。いきなり気絶するからびっくりしたよ。急性アルコール中毒だろうって…工藤君とか水野さんに運んでもらったんだよ」
見回したらホテルの部屋の中だった
「あぁ…ごめん、」
ベッドから腰を起こした
みちるさんは、はいと水をくれた
「……ありがとう…」
「いつもの翔太君に戻ったね…。」
すこし寂しそうに彼女は笑った
海で話したことは
おぼろげに思い出せる
「……弥生さんとさっき電話したの。その時翔太君が置いていかれた話も聞いた、…弥生さんは翔太に辛い思いをさせてしまったって言ってた。そういう事もあってか…幸せにこだわるとこがあるんじゃないかって…」
幸せにこだわるか…
「……確かにそうだな。どこかでこだわってるかもしれない…」