RINE‐俺様御曹司×意地っ張り姫-

そいつの名前は竜崎海。

しかも噂の満点合格した入学生。

たった1日で大地を惚れさせた女。



竜崎って名字だが竜崎グループの人間ではないらしい…
一般庶民だそうだ。


そしてそいつは俺に楯ついて食堂からすごい速さで出て行った。


「海ィー」


大地がいつになくさびしそうに女の背中を見つめていた。


「あいつ・・か?」


「ああ。俺の前で堂々と手だそうとしてんじゃねーよ。櫂でも許さないから」


「あー…興味ねーから安心しろ」

大地は俺を疑いの目で見てくるが、そんなの気にしねー。

まぁ、興味ねぇのは微妙に嘘だけどな。

本当はあいつを見たとき、感じた。





似ている―――

俺が1番欲しい奴に…






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