続・破壊的衝動
湾曲的相称




昔の私を見ている様だった。



どうしても手に入れたい、愛しい人。



理解できちゃった私が嫌。
好きになっちゃった私が嫌。



子供っぽい愛が可愛くて。
それを無くしたい、壊れたい、
そう思う事自体子供なのに。


思えば想うだなんて、良い歳した大人が心を奪われるだなんて、泣きたくなった事実だわ。



でも、不毛な恋も悪くないかもしれない。




それにね?
あなたに言った言葉全て、本当は私自身に言い聞かせていただけなの。



諦めきるのは簡単じゃないって、わかるでしょ?



――…私もあなたも同じ。





      ― END ―
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