夜色オオカミ
深くは追求しないけど、橙枷さんはただ…頷いてくれた。
まだ納得出来ないようにしている人狼達もいるようだけど、橙枷さんが許してくれたらそれに逆らえる人はいない。
あたしはそれに勇気をもらって双子ちゃん達に視線を落とす。
二人は揃って顔をあげあたしの手にそれぞれ額を擦り付けた。
「紅ちゃん、蒼ちゃん…行こう!」
「「オッケー!姫君!!」」
その答えを合図に、二人を従え…駆け出した……!!