ヤバイヤツに恋をした★恋する通学電車
「今日……別れ話をしに行くの」


……やっぱり。


「会う必要なくね?もう、いいだろ。どんだけ泣かされたら気ぃすむわけ」


「だって……。誕生日、プレゼント……くれるって」


「……はぁ、なんだよそれ」


「聖。怒らないで?ただ、話してくるだけ。

長い付き合いだし……電話でサヨナラじゃ、素っ気ないかなって」


「……会って、ヘーキ?オレも、行こうか?」


そう言ってみたけど、氷上さんは首を横に振っていた。


……心配だ。


氷上さん、流されやすいし……。



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