ヤバイヤツに恋をした★恋する通学電車
結城くんがいない*光side
*光*


心機一転。


朝の愛読書を、今日から新しい恋愛小説に変えた。


これ、結城くんにもオススメしてみよう。


こんな話でも、間がもてばいいな……。


電車の中でいつも通り、本を開く。


結城くん……


昨日は彼女と連絡ついたのかな。


今日会ってもう、幸せラブラブな話聞かされたら、辛いな……。


ううん。


そんな事思っちゃ、ダメ。


結城くんが笑顔でいられて、それを見れるだけでいいんだから。


……もう、多くは望まない。


そう……決めたんだ。




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