ヤバイヤツに恋をした★恋する通学電車
そしたら……。


ホームにいた学生全員が、一気に私の方を振り返った。


うわぁ!


しかもっ、結城くんだけはこっちを振り返らなかった。


真っ赤になった顔をカバンで隠し、


注目を浴びる中、スタスタとホームを駆け抜ける。


あぁ……。


もっと近付いて呼び止めればよかった。





「おはよっ」


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