《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜
Drop☆2

突然の依頼

     ☆☆☆☆☆



翌日の休憩時間。



爽介と時間が重なったら
声をかけてみようかと
思ってたけど、残念ながら
休憩室にいたコック服姿の
長身は、爽介じゃなかった。



「あ、一ノ瀬クン。

お疲れさま〜」



声をかけられて読んでた
雑誌から顔をあげたのは、
今日も無愛想な貢。



貢は短く『お疲れ様』と
返しつつ、休憩室に入って
きた一団をざっと眺めると――
なぜか最後に、あたしの
ところで視線を止める。



そしてあたしの手に、
さっきみんなと一緒に
買いに行ったベーカリーの
袋があるのを見ると、



「――飯は今からか?」
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