近くて遠い君へ
半々な気持ち

「で。

言ったのか?」

閉店後、レジを合わせている時に店長がさりげなく聞いてきた。

ドキ。

一気に心拍数が上がる。

「隠さず言ってみろ。」

店長はしっかり小言を言い、すっきりしたようだ。

「その…

返事は保留にしてもらったといいますか…。」

「「は?」」

居なかったはずの岡崎がいつの間にか聞いていた。
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