狼彼氏

3.

「椎、椎。」


「ん~?」



あれ、ここどこだっけ・・・。



そう思いながら体を起こす。



「あれっ!?司?」



「ったく、椎ったら、いくらねむいからって爆睡しすぎですよ?最終下校がすぎたから、皆に見つからないように、家につれてかえってくるのけっこう大変でしたよ?」



「・・・あー・・・ごめん、司」



「これからは気をつけて?ご飯できてるから、降りてきてね?」


そういって司は私の頭をなでて、下の階に下りていった。



時計を見ると、PM6:00の文字が。


私そんなに寝ちゃってたんだ・・・。



制服を脱いで部屋着に着替えてから、おいしいご飯の香りに誘われながら下の階へ降りた。
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