許されない、キスをしよう。




「カット!…OK!少し休憩入れようか。」



プロデューサーの声にほっと一息ついて、私はロケバスに戻る。





前の事件は、誰にも言わないことにした。
これ以上話題に上がれば、二人とも色んな面で支障が出てくるかもしれないし…。





タオルで汗を拭いていると、外のスタッフの人の会話が耳に入ってきた。



「あの二人、やっぱあんまり接触ないな。」


「そりゃああれだけ話題に上がればな。もう十分なんじゃね?」




…私のこと、だよね?







< 136 / 250 >

この作品をシェア

pagetop