許されない、キスをしよう。
「後ろの子は…。」
「はじめまして。えっと…白川律萪です。」
とりあえずぺこりと頭を下げてみる。
「…モデルの律萪、よね?きゃーっ!可愛いっ!!顔ちっちゃい!」
女の人はそう言うなりまじまじと私の顔を覗き込む。
「…あの、」
困っていると、蒼が呆れたようにため息をついて女の人の腕を掴んだ。
「姉貴、律萪ちゃん困ってる。」
「あら、ごめんなさい!本物見るとついテンションが上がっちゃって。」
…女の人は、どうやら蒼のお姉さんらしい。
確かに、蒼とよく似た鼻筋の通った美人さんだ。