また、出会う
その麗しい声色に聞き覚えがあるなんて…


拍手の音で我にかえる。

君の舞はやはり素晴らしいものだったんだね?

舞台の上で、頭を下げる君を横目で見る。

心のそこから言い表せないほどの感情が沸き上がる。

遠くから見ても、君から目が離せない。



君も何かを感じたのだろうか?

僕の方を見やり、目を見開く。

そして、拍手が鳴り止まない中、舞の装束を身に付けたまま、僕の方へ駆け出した。




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