Liar





ここからは日常化しつつある攻防戦の始まりだ。




腐っても藍は殺し屋。




人を打ち負かす方法はいくらでも知っている。




対して私はと言うと、酔いがまわった時に発動する変な拳法しか武器はない。




だからこういうときは大抵……




「!」




「はぁ……」




藍の溜息と共に私の敗北が決まる。




< 21 / 176 >

この作品をシェア

pagetop