余命2年の少女の恋
両親ともまともに話さないし。
最近は、お見舞いにも来ない。
やっぱり、私なんかいらないんだね...



そんなある日のお昼前――・・・


『ガタッ、ガタッ』

そんな音で、目が覚めた。

「な、何・・・!?」

すると、窓から知らない、
私と同じくらいの身長の男の子が入ってきた。
それも、マドから,,,

「ふぅ・・・あっぶねぇの!!」
「え、え? ・・・貴方....誰...?」

気が付いたら、喋っていた。
その男の子に、聞いた。


貴方は誰か、と・・・・

「あぁ。俺? 俺の名前は秋田 龍!
 よろしくな♪ お前は??」
「わ、私の名前は、折ノ 薫、ですっ」

「へー。で、 此処何処っ?」
「此処、病院、ですが・・・」

「え、馬路? じゃ、此処安全だな♪*」
「え、安全って――?」


そして、その男の子に聞くと、
友達とサバイバルゲーム、だったかな?

をしてたらしく、逃げてたらしい。

その男の子と話すと、
なんだか楽しかった。

如何して――?
見ず知らずの男の子なのに、
両親と話すより断然楽しかった。


ずっと、話していたいと思った。
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