いつまでも君を見ている
「いきなり東野きたか……」

栞那が不安そうに言葉をならべる。

「大丈夫だよ。勝てるかはわかんないけど、やれることはやろうよ」

「…そうだね」

団体戦メンバーが1コートに集まり、ネット越しに挨拶する。

部長は部長で握手をして、自分たちのやることをするために、移動する。

私は第2ダブルスだから、まだ時間はある。

その間に仲間の応援。
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