いつまでも君を見ている
すでに目を細くしている伊勢谷。

や、ヤバイぞ!!

な、なんか言い訳を……。

「あ、だからー……」

良い言い訳が思いつかない。

「ちょ、こい」

低い声で言われ、体がビクッと震える。

「…!!あ、えー……」

こんな怖かったっけ?

伊勢谷……。

てか、せっかくの部活が……。

栞那に怒られるー。

自分、バカだな。

あー、もーやだ……。















「で?呼び出しって?」

伊勢谷に引っ張られ、着いたのは屋上。

早くも伊勢谷に問い詰められている自分。

情けない……。

「あー、っと……こ、告白……」

「嘘つくな」

なっ……。

「どーいう意味?」

少し怒り気味で言う。

失礼だよね?

軽く。
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