いつまでも君を見ている
生徒会室についた私は恐る恐るドアを開けた。

理由は生徒会室の中がザワザワ騒がしかったから。

「……失礼しまーす……!」

なに、この光景。

中には女子生徒で満ちあふれていた。

「会長!!ここ教えて下さい!!!」

とか、

「怜君、ここわかんなーい」

とか、

「凛君、全然わかんなーいー」

とか、

「翔君、教えてー」

とか、

「蓮君教えてよー」

とか、

「俊君は、どこ?!」

とか、

「ちょっと、退きなさいよ!!!」

など言っている女子生徒。

……女子の乱闘だ……。
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