麗しの恋敵
第一章「真実に乗せて」

告白





「あの…好きですっ」


「ごめん。オレ好きな人いるから」





…遭遇してしまった。


告白現場とやらに。







――…てか、告白に巻き込むなっっ!!!



そう、叫びたい。






告白されているのはたまたま同じクラスでたまたま同じ委員会の男子、一之瀬悠(イチノセ ハルカ)。


可愛い顔をした一之瀬はモテる。


とにかくモテる。


でも可愛い顔のせいで男子からも告白されているとかいないとか。






そんな彼は良く愚痴を零していた。


席が隣というやつのせいで愚痴を聞かされる毎日である。






 


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