届かない想い。
「美結……―――別れよう。」
いきなり告げられた、別れ。
大好きなのに…嫌だと言えないあたしは弱い…――。
「……――わかった。」
嫌われたくない。
しつこい女だと思われたくなかったあたしが出した答え。
「やっぱり…美結は俺のこと、好きじゃなかったでしょ。」
好きじゃなかった?
そんなわけない。
大好きだった。今でも大好き。
そう思うのに、なにも言えない
「……―美結、バイバイ。」
三年生になった今日、あたしは振られた。