難しい恋は遠慮させてください
男女鈍感事件!
「まーなーみー待ってー!」

私が先輩とメアドを交換する間、愛美は私をおいて先に行ってしまった。

「ん?あぁ、ごめん。」

「待ってもいいじゃん…」

「いやー、私あーゆー空気嫌でさ」

「どゆこと?」

「リオわかんないの?」

愛美は驚いたように言う。

「何が?」

「…リオ何で先輩とメアド交換したの?」

「今後、部活とかでわかんないこととかあった時に便利だからだよ?」

理由は本当にそれだけ。

「先輩かわいそ…」

「へ?何で?」

「リオ鈍感だね。まあ、私には関係ないけど!」

「よくわかんないけど別にいいや!」

「リオはよくないだろ!」

だって愛美に怒られてもその時の私にはわからなかったんだ。

こんなことに巻き込まれるなんて、今までの私の生活ではありえなかったから



私は家に帰ると先輩にメールをした。

【こんばんは!

佐伯リオです
よろしく先輩☆ 】

メールはそんなもんだった。

先輩からはしばらくして返信が来た。

【こんばんは

いきなりメアド
聞いてごめんね?
びっくりしたよね?

よろしく(^O^)/ 】



その後からは部活の話をしていた。



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