難しい恋は遠慮させてください
「リーオ!起きて!」

「ふぇ?」

「寝呆けてないで立ってよ!」

愛美が呆れた顔をして、私を無理矢理立たせた。

私ずっと寝てたんだ…

まだねむいなー…

ふっとまわりを見ると深川が笑っていた。

私は顔が熱くなった。

目をそらして愛美のほうを見たら、どうしたの?と聞かれて少し焦った。




現地解散だったから、私と愛美たちはレストランで昼食を食べて、カラオケに行った。



その日の夜。

深川からみんなにいっせい送信でメールが来た。

【今日は新入生歓迎会
お疲れさまでした!

これから一年間
ヨロシク☆】

【律儀なやつだね
ヨロシク!(笑)】

その日のメールはそれで終わった。









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