楽園の炎
「・・・・・・憂杏?」
「はっはいっ!!」
呟いたナスル姫に、思わず憂杏は、柄にもなく姿勢を正した。
ちょっと驚いたように目を見開き、ナスル姫は、ふっと笑う。
「ああ、本物だったのね。夢かと思いましたわ」
目覚めたところにいきなり出くわしても、特に気にしていないようなナスル姫に、憂杏は息をついた。
「熱があるんだって? 大丈夫なのかい?」
ようやく落ち着き、憂杏は少し屈んで姫の顔を覗き込んだ。
ナスル姫は、ぱっと布団で顔を隠す。
「きゃっ。わたくしったら、自分の格好を、すっかり忘れていたわ」
「気にすんなよ。病気なんだろ」
わしわしと頭を撫でる憂杏に、ナスル姫はそろそろと布団をずらし、上目遣いで憂杏を見る。
そして、もぞもぞと身体をずらして、寝台を少し空けた。
「どうぞ。座ってちょうだい」
中腰になっている憂杏に、ナスル姫が自分の前の寝台をぽんぽんと叩く。
憂杏は遠慮無く、どかりと寝台に腰掛けた。
「はっはいっ!!」
呟いたナスル姫に、思わず憂杏は、柄にもなく姿勢を正した。
ちょっと驚いたように目を見開き、ナスル姫は、ふっと笑う。
「ああ、本物だったのね。夢かと思いましたわ」
目覚めたところにいきなり出くわしても、特に気にしていないようなナスル姫に、憂杏は息をついた。
「熱があるんだって? 大丈夫なのかい?」
ようやく落ち着き、憂杏は少し屈んで姫の顔を覗き込んだ。
ナスル姫は、ぱっと布団で顔を隠す。
「きゃっ。わたくしったら、自分の格好を、すっかり忘れていたわ」
「気にすんなよ。病気なんだろ」
わしわしと頭を撫でる憂杏に、ナスル姫はそろそろと布団をずらし、上目遣いで憂杏を見る。
そして、もぞもぞと身体をずらして、寝台を少し空けた。
「どうぞ。座ってちょうだい」
中腰になっている憂杏に、ナスル姫が自分の前の寝台をぽんぽんと叩く。
憂杏は遠慮無く、どかりと寝台に腰掛けた。