楽園の炎
どうやら一方的に夕星が攻撃していたようだが、剣を合わせれば、攻撃側にもそれなりの衝撃はある。
しかし夕星は、そんなものは微塵も感じていないようだ。
「葵、ユウの剣を、ずっと受けてたの?」
朱夏が、ちょっと驚いたように言う。
朱夏も夕星の剣を受けたことはあるが、朱夏相手だと、夕星はかなり手加減するようなのだ。
当然夕星の剣を受けたと言っても、それはかなり緩やかにしてくれたものであっただろう。
だがそれでも、かなり重かった。
葵相手だと、本気ではないにしても、朱夏より遠慮はしないだろう。
そんな攻撃をずっと防いでいたら、手が痺れるのも頷ける。
朱夏は、ぐにぐにと、葵の手を両手で揉みほぐした。
「まぁ、皮がめくれなかっただけでも、大したもんだ。ちゃんと訓練してる証拠だぜ」
「朱夏の剣を、ずっと受けてきましたからね」
あたし、そんなに馬鹿力じゃない、と思いつつ、朱夏はふと以前の葵と夕星の立ち合いを思い出した。
あのときの勝負は一瞬だったが、夕星の力の強さをまざまざと見せつけられた。
片手の一振りで、葵の剣を折ったのだから。
朱夏はまじまじと、夕星を眺めた。
「・・・・・・何?」
「ユウってさ、凄い力だよね。憂杏みたいに大柄でもないし、むしろ細身なのに」
そういえば、片手で馬上に掬い上げられたこともある。
この細い身体の、どこにそのような力があるのか。
しかし夕星は、そんなものは微塵も感じていないようだ。
「葵、ユウの剣を、ずっと受けてたの?」
朱夏が、ちょっと驚いたように言う。
朱夏も夕星の剣を受けたことはあるが、朱夏相手だと、夕星はかなり手加減するようなのだ。
当然夕星の剣を受けたと言っても、それはかなり緩やかにしてくれたものであっただろう。
だがそれでも、かなり重かった。
葵相手だと、本気ではないにしても、朱夏より遠慮はしないだろう。
そんな攻撃をずっと防いでいたら、手が痺れるのも頷ける。
朱夏は、ぐにぐにと、葵の手を両手で揉みほぐした。
「まぁ、皮がめくれなかっただけでも、大したもんだ。ちゃんと訓練してる証拠だぜ」
「朱夏の剣を、ずっと受けてきましたからね」
あたし、そんなに馬鹿力じゃない、と思いつつ、朱夏はふと以前の葵と夕星の立ち合いを思い出した。
あのときの勝負は一瞬だったが、夕星の力の強さをまざまざと見せつけられた。
片手の一振りで、葵の剣を折ったのだから。
朱夏はまじまじと、夕星を眺めた。
「・・・・・・何?」
「ユウってさ、凄い力だよね。憂杏みたいに大柄でもないし、むしろ細身なのに」
そういえば、片手で馬上に掬い上げられたこともある。
この細い身体の、どこにそのような力があるのか。